アイルランド関連CD集その3 その4

その4ともなるとだんだんAmazonでも写真が掲載されているものが少なくなってきます・・・


ARCADY


(アーカディ)
"MANY HAPPY RETURNS" 1.The Maid of Mount Cisco / The Humours of Ballyconnell / The Ivy Leaf
2.The Boys of Barr na Sraide
3.The Boys of Bluehill / The Stack of Barley
4.The Rambling Irishman
5.Toss the Feathers / The Fermoy Lasses / The Man of the House
6.John o' Dreams
7.Paddy Ryan's Dream / Fahy's Reel / The Pigeon on the Gote
8.The Old Grey Goose / McFadden's Favourite / Come West Along the Road
9.The Banks of Sullane
10.The Battering Ram / The Geese in the Bog / The Pipe on the Hob
11.The Rocks of Bawn
12.The Blackhaired Lass / The Flogging Reel / Lord McDonald's Reel / The Pinch of Snuff
13.Once I Loved
14.The Kilfenora Jig
15.The Banks of the Lee
16.The Sally Gardens / Miss McLeod's Reel / The Bucks of Oranmore
 ARCADYも日本では知る人ぞ知るバンドかもしれませんが、名のあるメンバーが顔を揃えています。ニーブ・パーソンズの伝統音楽的な歌唱とバックの楽器の安定感は、アイリッシュミュージックに興味のある方への最初の一曲目としてもお勧めできる1枚です。

 ちなみに1stは持っていないのですが、あのフランシス・ブラックがボーカルとのことで、こちらもいつか買いたいです。

好きな曲:1,6,13,16


Mary MacNamara & Andrew MacNamara


(メアリー&アンドリュー・マクナマラ)
"OPEN HEARTH" 1.Joe Bane's / The Green-Gowned Lase
2.Off to California
3.John Naughton's Jig
4.Bag of Spuds / Doonagore Reel
5.Peacocks Feather / Harvest Home
6.Reel of Rio / The Reel of Bogie
7.Joe Bane's
8.Bonnie Scotland / Bill O'Malley's
9.The Morning Star / Joe Bane's
10.The Boy in the Wood / The Rooms of Dooagh
11.Big Pat's Reel / Maids of Galway
12.The Humours of Tullycrine(version)
13.Over Moor to Maggie / Boil the Kettle Early
 タイトルは開け放たれた炉床ってことですが、このCDを聴いていると今のアイルランドではあまり見られなくなった暖炉の前での村の仲間を呼んでの音楽会の場にいるような気分にさせてくれます。メアリーの奏でる演奏には派手やかさはない(やや退屈に思う方もいるかも)ですが、その代わり音楽や演奏の暖かさがしっかりと伝わってきます。

好きな曲:5,9,11


Karan Casey


(カラン・ケイシー)
"Songlines" 1.Roger the Miller
2.She Is Like the Swallow
3.Ballad of Accounting
4.Shamrock Shore
5.Martinmas Time
6.An Buachaillin Ban
7.The Creggan White Hare
8.The Song of Wandering Aengus
9.One, I Love
10.The World Turned Upside Down
(The Digger's Song)
11.The Labouring Man's Daughter
 彼女についてはいまだにファミリーネームが「ケイシー」か「カーシー」か迷っているのですが、それはそうと2003年のケルティッククリスマスでは夫のコンサーティーナに乗せて美声健在ぶりを見せてくれました。そんな中でもSolas色満載ながらしっかり自己主張している本CDは、カランのその後の成功を約束する1枚だったのではないでしょうか。個人的には、ラーサリーナ(CD集その3参照)と並んで最も好きな声の歌手です。

好きな曲:4,5,7,9


teada

(テアーダ)
"teada" 1.tom o'connor's / the joy of my life / handy with the stick
2.teresa halpin's / rathlin island / michael hyner's
3.the surround / up in the garret / part na deorai
4.peigin's peadar
5.micho russell's / bill harte's / the green gates
6.the chaffpool past / the mayday hornpipe
7.the liffey banks / pat molloy's
8.a bhean a' ti
9.tom roddy's / the old firm jig / the maid at the well
10.rossinver braes
11.the crock of gold / johnny's gone to france / the tailor's thimble
 新進気鋭の4人組です。彼らの1st CDは2003年に何かの賞をとったんじゃなかったかと記憶しています。フィドルを中心に、バックの弦やバウロンが演奏を盛り立てています。歌がなんとももっさりしているのがちょっとあれですが、全体の緊張感の中ではまあそんな弛緩もありかと。

 あとまあ関係ないんですが、タイトルが全部小文字で読みにくいです。

好きな曲:1,5,10


Mozaik


(モザイク)
"Live from the Powerhouse" 1.A Blacksmith Courted Me / Blacksmithereens
2.My Heart's Tonight in Ireland / Robinson County / The Trip to Durrow
3.Suleman's Kopanitsa
4.The Rocky Road to Dublin / Indian Ate the Woodchuck
5. Romanian Hora / Black Jack Grove
6.Sandansko Oro / Mechkin Kamen
7.Pony Boy / Never Tire of the Road
8.Field Holler Medley
9.Baneasa's Green Glade / Roumen Sirakov's Daichevo
10.Smeseno Horo
11.The Last Dance
 あのドーナル・ラニーとあのアンディー・アーバインが、世界中のミュージシャンと面白いことをやるために組んだら、こんな楽曲になりました、という感じです。全編通して曲の構成は大胆に、音は繊細に、といった感じで作られている気がします。本当素晴らしいおじさん達です。

 バルカン、ルーマニアなど、アイルランド以外を起源とした音楽が半分以上を占めているので、もはやアイリッシュ・ミュージックのジャンルで紹介するのも違うような気もします。

好きな曲:2,5,8


Takehiro Kunugi


(功刀丈弘)
"The Man The Fiddler" 1.Buttermilk Mary
2.Old Bush
3.スズメバチの道
4.The Diamond Mountain
5.石を積む者達
6.A Pieace of a Fiddler
7.Morning Star
8.Cooley's
9.ひかりの射す部屋
10.
The Humor of Ennistymon
11.Virginia
12.Sally Garden
 葉加瀬太郎と同窓生にして彼にアイリッシュ・フィドルを指導、葉加瀬太郎の全国コンサートツアーでのフロントアクトを務めるなど、現在国内でのアイリッシュフィドル第一人者、功刀さんの1st。2005年7月にロックCDを出して周囲を驚かせましたが、この頃から既に既成のアイリッシュから脱しまくってました。4曲目のラップアレンジを初めて聞いたときは度肝を抜きました。しかしこれが何か知らないけど不思議なくらいはまるんですよね。

 ただ個人的にはパブで聴ける純アイリッシュCDも期待したいところなんですが、商業的に駄目なんでしょうかね。
オフィシャルサイト:http://hats.jp/kunugi.htm

好きな曲:1,3,4,5,11


Van Morrison & The Chieftains

(ヴァン・モリソン&ザ・チフタンズ)
"IRISH HEARTBEAT" 1.STAR OF THE COUNTY DOWN
2.IRISH HEARTBEAT
3.TA MO CHLEAMHNAS DEANTA
4.RAGLAN ROAD
5.SHE MOVED THROUGH THE FAIR
6.I'LL TELL ME MA
7.CARRICKFERGUS
8.CELTIC RAY
9.MY LAGAN LOVE
10.MARIE'S WEDDING
 えーと、チフタンズは2度目なんですが、モリソン初めてだからいいかな、と思いまして。
 コンテンポラリー系歌手としてのヴァン・モリソンは実はよく知らないのですが、このCDでの彼は、初めからパブソング、レベルソングの歌い手であったかのように、生き生きと楽しそうに歌っています。またバックのチフタンズが、目立ちすぎず引きすぎずの絶妙な演奏を聴かせてくれます。

好きな曲:2,6,10


Tulla Ceili Band


(タラ・ケイリーバンド)
"Echoes of Erin" 1.The Battering Ram / Tell Her I Am
2.Gallagher's Frolics / Blooming Meadow
3.The Kilfenora Jig
4.The Hayden Fancy
5.Cottage Groves / The Sally Gardens
6.The Siege of Ennis
7.Tim Maloney's / Cooley's Reels
8.St. Ruth's Bush / The Corner House
9.Fairwell to Connaught / The Bucks of Oranmore
10.Imelda Roland's / The Connolly Reel
11.Sean Ryan's Jig / The Leitrim Jig
12.The Good Natured Man / Kitty's Wedding
 マイケルヘイズの父、P.J.ヘイズ率いる、アイルランドを代表するケイリーバンドであるタラ・ケイリーバンドの50年前の録音です。
 決して商業的な楽曲ではないし、ややもすると聞いてる途中で飽きてしまうダンス音楽なんですが、踊り出したら不思議なくらいぴったりはまります。ダンスチューンは本来ダンスのための音楽だった、と言うことを改めて認識させてくれる1枚です。
 それにしても生で聴きたかった・・・

好きな曲:1,4,6,10


Sharon Shannon , Frankie Gavin , Michael McGoldrick , Jim Murray


(シャロン・シャノン、フランキー・ゲイヴィン、マイケル・マクゴールドリック、ジム・マーレイ))
"The Suffering Gaels" 1.The Cappataggle Shuffle
2.The Rookery
3.The Jewels of the Ocean
4.The Road to Corrandulla
5.Billy in the Low Ground
6.Summer's Coming
7.Calum's Road
8.Mickey Joe Mikes
9.The Bass Rock
10.The Cat's Miaow
11.The Clare Reel
12.The Bucks of Oranmore
 デ・ダナンの名フィドラー、フランキー・ゲイヴィンと元ルナサのマイケル・マクゴールドリック、そしてシャロン・シャノンが一同に揃って、真剣に、恐ろしく完成度の高いチューンを奏でています。ジム・マーレイ含め4人の誰が出しゃばるでもなく、お互いを尊重しながら基本ユニゾンで、時に装飾を入れつつ伝統音楽を楽しんでいる、といった感じ。

 レコード屋で試聴した時、フロントの3人がカチッとスタートする1曲目からしびれてしまい、即買いしました。

好きな曲:1,3,8,11

Mary Custy

(メアリー・カスティ)
"After 10:30" 1.Cat in the Hopper
2.The Woman of the House
3.Gavottes
4.Rambling Pitchforks
5.Edward Scissorhands
6.After 10:30
7.Road to Miltown
8.Frazers jigs
9.The Little Shepherdess
10.Love Fields
 CD集その4の最後は、最近とみに気になっているクレアのフィドラー、メアリー・カスティです。マーティン・ヘイズなんかもそうですが、こういうゆったりしてて繊細なフィドル演奏は、夜に似合いますね。まさに夜10時半から聴く音楽、といった感じ。

 素朴で暖かいクレアの風を運んでくれるような素敵なフィドルを弾く彼女ですが、カスティ・バンドではエレキギターを従えてエレクトリック・トラッドまでこなすそうですから凄い。是非生で聴きたいミュージシャンのひとりです。

好きな曲:4,5,7


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